宅配冷凍弁当を食べまくっているおにぎり貫太郎です。
スギサポdeli。ドラッグストアでおなじみのスギ薬局が販売している冷凍弁当になります。
今、女性の社会進出や人生100年時代で高齢者が増え続けているなど、世の中が変わり始めたこともあって、時短・簡単調理などのメリットがある宅配冷凍弁当が注目されています。
それに伴いいろいろな企業が宅配弁当に参入。スギ薬局も「スギサポdeli」という宅配冷凍弁当を発売しています。
スギサポdeliとはどういった宅配弁当なのでしょうか?
実際に購入して食べてみました。その感想、リアル口コミを書いています。「スギサポdeli」が気になっている方は参考にしてください。
冷凍宅配弁当が初めてという方は、まずは格安のお試しセットから始めるのがいいでしょう。お試しセットをまとめた記事を書きましたので、そちらを参考にしてください。
スギサポとは
スギサポについて解説します。スギサポはスギ薬局が新たに展開するセルフケアサービスのこと。「スギサポdeli」「スギサポeats」「スギサポwalk」などあって、スギサポdeliはミールデリバリーというサービスになります。
スギサポdeliのラインナップ
スギサポdeliのミールデリバリーサービスは、別の言い方をすれば冷凍弁当の宅配です。どんな弁当を扱っているかというと、以下の3種類。
- 塩分カロリー調整食(塩分・カロリーの摂りすぎに配慮した弁当)
- たんぱく調整食(たんぱく質・塩分・カリウム・リンの摂りすぎに配慮した弁当)
- やわらか食(箸やスプーンで切れる、はぐきでつぶせる柔らかい弁当)
スギ薬局が提供している冷凍弁当だけあって、健康ケアに特化しています。「お腹が満たされたらそれでいい」的なものではありません。何かしら健康に不安を感じている方をサポートする意味合いが強い弁当です。
どれを選べばいいのか?
紹介した3種類、「私はどれを選べばいいのだろう?」という方もいるでしょう。それぞれどういう方が向くのか、ご紹介します。
「塩分カロリー調整食」は、糖尿病や高血圧等で塩分・カロリー制限が必要な方、ダイエットしている方にもいいでしょう。「たんぱく調整食」は、腎臓病などでたんぱく質、塩分、カリウム、リンの制限が必要な方に。「やわらか食」は、高齢で噛む力が弱い方や手術後で消化の良い食事が必要な方に向いています。
私は血圧が高めで、ドクターから「塩分は控えるように」と言われているので、今回は塩分カロリー調整食を選びました。それでは次に、その流れと感想をレビューしていきます。
塩分カロリー調整食
私の選んだ塩分カロリー調整食は、「和のおかずセット」「おまかせ和洋中セット」「肉のおかずセット」「魚介のおかずセット」「バラエティセット」の5種類のメニューから選べます。
魚料理が好きな人は「魚介のおかずセット」を、魚料理が嫌いな人は「肉のおかずセット」をと、好き嫌いによって選り好みできるわけです。私は好き嫌いはありませんので、「バラエティセット」を選択しました。
料金の支払い方法・決済方法
ウェブから注文した場合はクレジットカードでの一括払い。電話注文の場合は、代金引換(お届け時現金・クレジットカード・電子マネー払い)になります。
代金引換手数料は9,999円までの場合300円+消費税で、10,000円~29,999円の場合は400円+消費税です。安く買うならネットからの購入ですね。もちろん私はネットから。
送料
初回は送料無料です。2回目以降は、1回の配送(2セットまでOK)につき917円(税込)かかります。
送料が高いという口コミもありますが、今、運送料は人手不足からかなり上がっています。さらに、冷凍輸送は別途料金がかかるので、まあ仕方がないのかなと。
他の宅配冷凍弁当もだいたい900円前後かかってますからね。
料金表
種類 | 料金(税込み) | 1食あたりの値段(税込み) |
塩分カロリー調整食 | 4,762円(7食) | 約680円 |
たんぱく調整食 | 4,762円(7食) | 約680円 |
やわらか食 | 4,082円(6食) | 約680円 |
商品到着
注文して1週間くらいで到着。配達はヤマト運輸でした。冷凍弁当の配達はヤマトが圧倒的に多いですね。信頼が高いのでしょうか。
こういう段ボールで届いたのですが、スギサポdeliという文言が書かれていません。武蔵野フーズって書かれています。
武蔵野フーズって何?最初、こう思われる方も多いと思いますが、弁当の製造と出荷は「武蔵野フーズ」が担当しているのです。
いわゆるOEMというやつで、販売はスギ薬局で製造は武蔵野フーズという分業スタイルになります。冷凍宅配弁当ではけっこう多い業態です。わんまいる、ウェルネスダイニング、ユニマットなどがそう。
じゃあ、武蔵野フーズってどうなの?って話ですが、セブンイレブンジャパン向けにお弁当・おにぎり・調理パン・惣菜などを製造し、全国15工場から毎日約140万食を納入している会社です。品質に関しては全く問題ないと思います。
塩分カロリー調整食は7食が1つの単位になっていて、1回に7食届きます。
弁当容器には蓋があって、その外側をラップが覆っています。電子レンジで温める場合は、ラップを外して蓋はしたままチンします。
注意ポイント
フタは固定されておらず、しっかり閉まりません。なので、持ち運ぶときに落とさないよう気をつけましょう!
それでは少しどんな弁当が届いたのかご紹介します。
ハンバーグと目玉焼き風オムレツ
解凍前はこんな状態です。ちなみに一度解凍したものを再度冷凍するのは、品質管理上よろしくありません。やめましょう。
メインはハンバーグと目玉焼き風のオムレツです。副菜は「なすと蒸し鶏のなべしぎ」「ナポリタン」「りんご入りきんとん」となっています。
塩分カロリー調整食はメイン1+副食3の構成になっています。
鶏唐揚げと野菜の黒酢あんかけ
メインは鶏唐揚げと野菜の黒酢あんかけです。副菜は「ブロッコリーの煮浸し」「キャベツと木耳の炒め物」「切干大根のおかか和え」となっています。
ご飯は食べることもありますが、抜くことも多いですね。ご飯を食べなくても、味噌汁とか納豆とかを加えるとけっこうお腹は満たされますよ。
鶏肉の塩麹焼き弁当
メインは鶏肉の塩麹焼き。副菜は「ほうれん草ときのこの玉子炒め」「切り昆布の煮物」「なすの揚げ煮」です。
けっこう副食のバリエーションが豊富なので、飽きがきにくいですよ。
えびカツ弁当
賞味期限は蓋に張り付いているラベルに書かれています。今回の賞味期限は、5月の上旬に届いて8月25日までになっていたので、約4ヶ月くらいですね。他もだいたい半年弱ぐらいではないでしょうか。
で、上の写真はけっこう氷が張り付いていますが、これは届いてから2ヶ月くらいたった7月ごろの写真です。保存が長期になってくると、やっぱり包装の中に残っていた水分が凍ってこうなるのかなーと。
ただ、解凍してもまずくなったりすることは一切感じませんでした。
メインは海老カツ・副菜は「根菜の甘辛煮」「キャベツときのこのオイスターソース炒め」「里芋の柚みそ和え」です。
たらの塩昆布和風蒸し弁当
メインはたらの塩昆布和風蒸し。副菜は、「高野豆腐と根菜のけんちん煮」「じゃがいもとえびのカレー炒め」「いんげんのソテー」。
全体的に野菜の多く、健康的なメニューでした。
実際に食べてみた味の感想
スギサポdeliのメニューはすべて管理栄養士が監修しています。なので、医師に食事制限を指導されている人でも安心なのですが、問題は味です。どうなんでしょう。
私が食べた感想は、まずいという感じは全くありませんでした。普通に美味しかったです。「好き嫌いがない」というのもあるかもしれませんが、味付けも良かったと思います。
ただ、いろいろとスギサポdeliの口コミを読んでいると、「味が薄い」という感想もありました。
「塩分控えめだから」という部分もあるでしょうが、「薄味・濃い味」の地域性もありますからね。それとご飯。
やっぱりご飯を一緒に食べると味が濃い方が進むというのもあるでしょう。私はご飯を抜くことも多いので、薄味の方が食べやすいんですよね。
セールスポイント
スギ薬局ならではというのが、チャット形式の相談です。
管理栄養士に栄養相談を、医師に健康相談を、薬剤師に薬の相談ができますが、2回目からは月額550円のスギサポプレミアム会員になる必要があります。
健康上心配のある方は、かなり有益ではないでしょうか。医師に相談する機会なんて、病院へ行く以外そうはありませんからね。
このサービスは他の宅配弁当屋さんではなかなかできないでしょう。
まとめ
スギサポdeliは、健康上の理由で食事制限が必要な方に向いている宅配冷凍弁当です。
塩分やたんぱくを調整する料理を素人が作るのは相当大変。というか、無理でしょう。
なので、食事を用意する手間を考えたら、少々値段はコンビニ弁当に比べて高いですが、利用してみる価値は大いにあると思います。
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こちらです⇒冷凍弁当宅配ランキング